土壌還元消毒とは

土壌への有機物の投入、潅水、被覆により、土壌微生物の活動を活発化させ、土壌中の酸素を消費することで、土壌を還元状態にして病原菌密度を低下させる手法です。

※還元状態:還元物質(相手を還元させる物質)が蓄積した状態。

<エコロジアールによる土壌還元消毒のメカニズム>

  • ①微生物群の活性化と酸素消失
  • 病原菌、センチュウ類に汚染された土壌に、希釈したエコロジアールを投入し、被覆します。土着の微生物群が増殖し、酸素を消費します。
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  • ②病原菌、センチュウ類の活動抑制
  • 被覆により地温が上がり、土壌が還元状態になることで、有機酸、金属イオンが蓄積し、一部の好気性菌や病原菌、センチュウ類の活動が抑制されます。
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  • ③好気条件の回復
  • 被覆除去後、酸素が流入し好気的な環境に戻ります。有機酸は分解や揮発により消失し、金属イオンが酸化され元の状態に戻ります。
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