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上手なアルコールの利用法&アルコールQ&A


上手なアルコールの利用法  アルコール Q&A

上手なアルコールの利用法


いろいろな優れた特長を持つアルコール。上手に使うと、暮らしがますます快適になってきます。ここでは、季節ごとに、アルコールの上手な利用法をご紹介してまいります。ぜひ、ご参考にしてください。

春編 「進学おめでとう!」
この春、中学校や高校に進学された方も多いと思います。おめでとうございます。学校によっては、お弁当を持っていくことになると思います。そこで、お弁当に関連した、上手なアルコールの使い方。

●お弁当を作るとき
よく手を洗うことはもちろんですが、まな板や調理器具にも霧吹きでアルコールを吹きかけて殺菌しましょう。詰めるお弁当箱にも、さっとひと吹き。お弁当が長持ちします。

●お弁当箱にニオイがついてしまったら
そんなときも、アルコールは大活躍。キッチンペーパーにアルコールをしみ込ませて、お弁当箱の中と外をよく拭いてください。表面の凸凹や溝に入り込んだ、食べかすが取り除けます。蓋の溝やかみ合わせのところは、竹串に綿を少し巻いてアルコールをしみこませれば、きれいに拭けます。

●魚を焼いたグリルもスッキリ
なるべく魚のメニューを取り入れたいけど後始末がねー、という方も多いのでは。そんな時にも、アルコールが役立ちます。魚を焼いた後、グリルの水を捨てて、ペーパーでざっと拭き取ります。その後で、アルコールをたらして拭き取ると、油汚れもとれて、臭いも消えます。焼き網も、同じようにして拭いてください。

●生ごみのニオイもシャットアウト
お弁当作りで生ゴミがでたら、防臭にアルコールを。生ごみを入れたポリ袋の口から、アルコールをスプレーし、口をきっちりと閉めます。アルコールには、除菌作用がありますから、生ごみに雑菌が繁殖するのを抑えます。ポリ袋をポリバケツに入れるときにもう一度スプレーすれば、さらに安心です。

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アルコール Q&A


皆さんから、よくいただくアルコールに関する疑問・質問とその答えです。

アルコールは、何から作られるのですか?お酒のアルコールとはちがうのですか?アルコールが入った食品を食べて、酔っ払わないのでしょうか?よくエタノールとか酒精とか聞きますが、アルコールとどこが違うのですか?薬局方アルコールとは何ですか?消毒用アルコールは、どこで買えますか?アルコールを使うときはどんな点に注意が必要ですか?アルコールで赤ちゃんのおもちゃを拭いても大丈夫ですか?アルコールで手が荒れることはありませんか?

Q:アルコールは、何から作られるのですか?
A:大きく分けて二つあります。ひとつは、糖蜜やサトウキビなどの糖質とトウモロコシ・さつまいも・じゃがいもなどのでんぷん質を原料として作られる発酵アルコール。もうひとつが、石油から得られるエチレンを原料とする合成アルコールです。日本アルコール産業株式会社では、発酵アルコールを製造し販売しています。

Q:お酒のアルコールとはちがうのですか?
A:成分的には、同じものです。しかし、飲用アルコールは酒税法でアルコール分1度(1v/v%)以上の飲料と定義されており、酒税が課されます。ここでいうアルコールは化学工業(医薬品、化粧品)や飲食料品に使われるアルコールで、酒税は課されませんが、お酒として飲まれないように管理されています。

Q:アルコールが入った食品を食べて、酔っ払わないのでしょうか?
A:加熱調理してから食べる食品では、アルコール分が蒸発してしまい、まったく残りません。また、醤油やソースなど加熱しないで口にするものも、小皿に出しておくとすぐにほとんどが蒸発してしまいます。含まれている量が大変少ないため、調味料として口にしても酔うことはありません。安心してお使いください。

Q:よくエタノールとか酒精とか聞きますが、アルコールとどこが違うのですか?
A:アルコール、エタノール、エチルアルコール、酒精…呼び方は違いますが、同じものをさしています。「エタノール」は、国際化学命名法の呼び名で「エチルアルコール」は慣用名、「酒精」は日本語の名称です。

Q:薬局方アルコールとは何ですか?
A:主に、病気の予防や治療用の医薬品として病院などで使われるアルコールのことで、国が制定した規格に合格したものを薬局方アルコールと呼んでいます。アルコールの濃度により、次の三種類があります。(1)無水エタノール(99v/v%)(2)エタノール(95v/v%)(3)消毒用エタノール(約80v/v%)。家庭用としては、消毒用エタノールが最も使いやすいでしょう。

Q:消毒用アルコールは、どこで買えますか?
A:お近くの薬局・薬店で買えます。「消毒用エタノール」と言って買ってください。

Q:アルコールを使うときはどんな点に注意が必要ですか?
A:アルコールは、引火性があるので絶対に火の近くでは使わないでください。もし、引火してしまった場合は、水をかければ消火できます。また、保存する場合は、揮発してしまわないようにフタをしっかり閉めて、暗くて涼しいところに保管してください。もちろん、お子様の手の届かないところに保管することが大切です。

Q:アルコールで赤ちゃんのおもちゃを拭いても大丈夫ですか?
A:アルコールには、消毒・殺菌効果がありますから、おしゃぶりやガラガラ、ブロックなど、赤ちゃんが遊ぶおもちゃを除菌するには最適です。成分的にも、口にいれても安心です。ただし、アルコールそのものが赤ちゃんの口に入らないように、ティッシュペーパーにしみ込ませてさっと拭きましょう。アルコール分はすぐに蒸発してしまうので、心配要りません。

Q:アルコールで手が荒れることはありませんか?
A:普通にお掃除に使うくらいでしたら、大丈夫です。気になる方は、ハンドクリームで脂分を補っておくと良いでしょう。特に肌の弱い人やケガをしているときは、用心のためゴム手袋などをご使用ください。また、長時間かけて掃除をするようなときにも、念のためゴム手袋の使用をおすすめします。

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